船型の開発に、“答え”を 。

SRCは、船型の設計から水槽試験まで船舶の性能に関するあらゆることに取り組んでおります。
皆さまの船型に関する“どうしよう?”、“困ったなぁ”という声にSRCは答えます。

1.船型設計

当センターでは、お客様の船型に関する悩みを具体的にお聞かせいただいて、一つ一つ解消するような形で開発を進めています。

目指しているのは皆様のご希望を叶える“船型のオーダーメイド”。

「開発船型の性能を良くしたいけれども、どこを変えれば良くなるの?」という疑問から二人三脚で船型開発を進めていきませんか?

船型開発に対するSRCのこだわり

SRCで行う船型開発は、【SRC-Tips】と【CFD計算】の2つのツールによって対象船型の性能を推定しています。

SRC-Tips】は、開発した船型の性能を推定するために自社で開発したソフトウェアです。

これは、過去にSRCで実施した水槽試験の要素だけを抽出し、ニューラルネットワークという手法を用いて開発する船型の性能を推定します。開発船型の要目を入力すると、豊富な蓄積に基づいて、たちどころに抵抗性能、自航要素、実船の馬力を推定します。詳しくは、こちらをご覧ください。

【CFD計算】は、ある程度船型が固まった段階で母船型と改良船型のに対してRANS法による計算を実施し、改善幅を確認します。その結果をご確認いただき、最終船型を決定します。

また、「波浪中での性能を改善したい」というご要望にもお応えできるよう、波浪中の性能推定も取り組んでおりますので、お気軽にご連絡ください。

これまでに「自社の船型の競争力を向上したい」、「EEDI規制に対応したい」、「波浪中での性能を改善したい」・・・・など

皆さまから数々の声を寄せていただきその一つ一つにお応えしてきました。

新船型開発のご要望やお悩みをぜひご相談ください。

※対象船の種類、大きさは問いませんのでお気軽にご相談ください。

2.機能性評価、仕様書の作成 (※船主さま向け)

例え船型が出来上がったとしても、

  • 重量重心や復原性は問題ないか?
  • 貨物容積やコンテナ積載数は減らないだろうか?
  • 建造用の仕様書をどのように作成するか?

など悩みはつきものです。

豊富な実績

要目、目標性能、目的の検討から、1つ1つの艤装品の選定まで豊富な経験と蓄積を基に幅広くサポートいたします。最終成果物としてお客様のご要望に沿った船舶の建造仕様書を作成し、造船所さまから船価見積を取得するのにご活用いただいております。これまでに手掛けた業務の実績は、こちらでご覧いただけますが、用途、サイズに関わらずお気軽にご相談ください。

3.水槽試験 (※造船所さま向け)

開発した船型は、模型を製作して水槽試験で性能を確認します。

SRCでは、精度よく試験をするために6m級の大型模型を製作し、(国研)海上技術安全研究所の400m(および150m水槽)を使用して水槽試験をしております。

精度へのこだわり

SRCでは、お客さまの要望通りの模型船・付加物をお作りするために、模型は全て自社工場で製作しております。

模型船は、船型の原図を作成し、パラフィンと木材で模型船を製作いたします。効率化を図るために、大まかな形成は、NC切削機を使用しておりますが、最終的に全て手作業で仕上げます。

創業以来、自社工場で製作した模型船は、3,000隻以上、模型プロペラは2,000枚以上になり、その一つ一つを、職員の手で仕上げて世に送り出してきました。

水槽試験前には、模型が仕様の許容範囲内に製作されているかを厳しくチェックします。

また日々変化する水槽水の温度や水位などの状態を把握したり、定期的に測定機器の検定管理を行っております。これらの作業を通じて、全てのお客さまにおいて、十分な環境で自社の為だけに試験いただける商用水槽として、業務に取り組んでおります。

試験した結果は、基本的には当日中に解析を行い、1両日中に速報という形で試験結果の図表をご提供いたしております。

最終的には、これらに加えて模型船や波形写真を1冊のファイルにまとめて報告書として提出いたします。

※実績、詳細については、下記資料をご覧ください。

●船型改良業務の紹介 (SRC-News No.104)

●総合コンサルティング事業室の活動紹介 (SRC-News-No.103)