メガフロートQ&A
2. 浮体採用適合海域

防波堤なしで設置可能な波浪条件

Q:波高いくらまでメガフロートでできるか?

 湾内では基本的には防波堤なしでポンツーン型浮体の計画ができます。ポンツーン型で対応出来る波浪条件は下図で示されます。

(1)(湾の内部をイメージ)
 波周期が7秒以下の領域では、単純ポンツーンで波高4m程度まで対応できます。即ち、ほとんどの湾内では単純ポンツーンで成り立つ可能性が大です。波浪条件が厳しい場合でも、消波装置を付加すること(改良形ポンツーン)により、大幅に性能が向上し、波高8m程度まで対応出来、湾内では全く問題ありません。

(2)(湾の入口等外洋の影響をかなり受ける場所をイメージ)
 波周期が12 秒程度まででは、単純ポンツーンで波高3m 程度まで採用可能です。しかし、実際の海域では波高は4m以上がほとんどで、対応が難しくなります。その際は消波装置を付加(改良型ポンツーン)することにより波高4m程度まで対応出来、一部の海域では設置可能となります。波浪条件がきびしい場合は防波堤を設けるか、セミサブタイプで対応することになります。

(3)(外洋をイメージ)
 波周期12 秒以上では、ポンツーン形では対応が困難です。防波堤を設置するか、セミサブタイプで対応することになります。

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