メガフロート環境影響Q&A
Q&A
Q浮体の下を海水は流れないのか?
A海水は流れています。浮体底面近くで、底面の抵抗により流速が低下する以外は、浮体下の流れの状態は浮体外と変わらず、浮体周辺の潮流に与える影響はほとんどありません。
Q浮体下の水質は変わるのか?
A海水が流れるので、水質は変わりません。浮体下の海水は流れているため、水温、塩分、溶存酸素等の水質には浮体外と下部でほとんど差はありません。

Q浮体下の海水は、貧酸素にならないのか?

Aほとんど影響はありません。浮体下の海水が流れており、周囲の水塊と混合するので、浮体下で大気からの酸素溶入および植物プランクトンの光合成がなくても、溶存酸素量におよぼす影響は、ほとんどありません。
Q付着生物が落ちて海底や海域を汚染するのか?
A汚染することはほとんどありません。メガフロートの下部は流れがあるので、海底に落ちた生物は自然分解され、底質を悪化させることはほとんどありません。既存の防波堤、岸壁付近とほとんど同じ状況です。
Q浮体下部の底生生物はどうなるのか?
Aほとんど影響はありません。光合成が行われなくなるので、海藻などの底生植物は消滅します。しかし、浮体下部の水質・底質の変化がほとんどないので、他の生物は死滅することなく、浮体設置前の生息環境、生物群集が維持されます。
Q赤潮や青潮の発生源になるのか?
A発生源になりません。潮流を妨げないので、富栄養化に起因する赤潮や、貧酸素に起因する青潮の発生源になることはありません。
Q魚はいなくなるのか?
Aほとんど影響はありません。浮体の付着生物がエサになるほか、浮体や防波堤の陰で魚礁効果が見られるように、周辺海域の魚類が減少することはありません。
Q浮体からの発生音で魚は逃げるのか?
Aほとんど影響はありません。魚に影響があるような大きな音が浮体から海中に出て行くことはほとんどないため、浮体近傍を除けば魚が逃げる問題はありません。

Q浮体下部は真っ暗で、プランクトンが死滅するのか?

Aプランクトンをはじめ生態系にほとんど影響はありません。植物プランクトンは、浮体下では光合成活動を休みますが、浮体を出れば再び活動します。したがって、植物プランクトンをエサとする動物プランクトンにも影響はなく、生態系にはほとんど影響はありません。
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