Step1
  メガフロートは、まず、長さ300m幅60mくらいの比較的小さなユニット(小さいといってもこれまでの船の最大級の寸法)を必要な数だけ各地の造船所のドックなどで製作します。世界最先端の日本の造船所の設備と技術がそのまま使えますの安価で高品質です。
Step2
  このユニットは船と同じような構造をしていますので海に浮かび運ぶことができます。しかし、普通の船と違いエンジンは、ありませんから、強力なエンジンを積んだ、大型タグボートで一つ一つ建設地点まで引っ張って運んで行きます。(この運搬方法を、海上曳航と言い、これまでにも数多く採用されてきた経験豊富な方法です。)
Step3
  建設地点では、まず、係留装置がはじめに建設されます。この係留装置は、これまでに、原油や、LNGの受け入れ施設に用いられているシーバースのクイ式、あるいは、ジャケット式ドルフィンと同じような構造をしており、建設も同じようにできます
Step4
  この係留装置に、運ばれてきた最初のユニットを係留します。次にこのユニットと次のユニットをつなぎ合わせます。この作業は、洋上接合と呼ばれます。海の静かな時を選んで工事するにしても、多少の波はありますので、特殊な新工法の開発が必要になりました。メガフロート技術研究組合では、平成7年4月から平成9年3月までのフェーズ1でこの技術開発を行い、フェーズ2では、さらにブラッシュアップした方法を開発し、実用的な工法に仕上げました。
Step5
  Step1〜Step4を繰り返し所定の大きさにします。
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